夏休みダイジェストだぜ①

2回目の投稿ですね。

今回は私の夏休みの思い出をダイジェストでお送りします。

私は大学生なので、長期休みが本当に長期です。中学生や高校生とは比べ物になりません。こんなに休んじゃって、大丈夫?と思っていますが、大学生って社会人になるための準備期間(だと私は勝手に思っています)なので、自分の(将来のために)やりたいこと、やらなきゃいけないことをしっかり見つけている人によっては、短く感じたりするのかな。

かくいう私は、大学側からすると「望ましくない」過ごし方をしちゃいました。へへ。

さて、そんな私の夏休みですが、大きいイベントが3つありました。

3つ全部書くとすごく長くなっちゃうので、今日はそのうちの1つだけ書きます。

 

まず、8月の前半にテストが終わります。私はテストの手応えやこれから始まる夏休みに、憂鬱になったりワクワクしたりしました。だいたい2ヶ月あるので、最初のひと月はバイトでお金を稼いで、残りのひと月は帰省しようと決めていました。

バイトはほぼ毎日入っていました。私のバイト先は学生がみんな仲良しだったので、毎日行っても全然苦じゃありませんでした。

そして8月13日、私はそのバイト仲間たちとたこ焼きパーティーをしました。場所は私の家。私は大学に友人がいないわけではありませんが、自分から家に呼ぶほど親しくはなく、家に人を呼ぶのは2回目(ちなみに1度目は1回生のときに大学の友人の1人に「1人暮らしの部屋を見たい」とねだられて招きました)だったので、たこ焼きパーティーの前日はドキドキして念入りに部屋を掃除しました。

当日はすごく楽しかったです。あんなに楽しかったのは数年ぶりだったかもしれません。9畳の部屋で、8人が小さなテーブルとたこ焼き器を囲んで、長いこと笑っていました。

23時頃、夜も更けてみんなを駅へ向かう途中まで送りました。誰も車を持っていなかったので、みんなで田舎道を騒がしく歩きながら、途中のコンビニでアイスも買って。

電車組を送った後、地元に住んでいる後輩と、同じく1人暮らしの同僚と私の3人で、家の片付けをしました。2人には片付けを手伝ってくれたお礼に、プリンをご馳走しました。3つしかなくて全員にはあげられなかったので、こっそり2人にだけ。

片付けを終えて30分ほど駄弁り、そろそろ眠くなってきたところで今度はその2人を家まで送りました。帰りは自転車で帰ろうと思い2人を家まで送ったあと、私は自転車に跨がって家路につきました。

ここで1つ目のイベントが起こります。私は眠くて早く家に帰りたいあまり、視界も利かない夜道を猛スピードで走ります。自宅へ戻る最後の角を曲がろうとしたときに、事故は起こりました。

スピードを十分に落としきれていなかったのでしょう。角を曲がりきれず、思いっきり人の家の塀の角っこに衝突しました。派手に転んで、起き上がって自転車を起こそうとしたときに異変に気づきます。左手が曲がらないほど痛いんです。捻挫しちゃったかな、なんて凹みながら、なんとか自宅まで自転車を押しました(いつ思い出してもマヌケすぎて恥ずかしくなります)。明るい部屋に入って左手を見てみると、何だか右手よりふっくらしているような気がしました。

その日は夜も遅かったので我慢して眠って、翌朝病院に行くとレントゲンを撮られました。結果を言うと、手の甲のちょうどド真ん中を斜骨折していました。その時はちょうどお盆の時期だったせいか、あちこちの整形外科の先生がお休みで、板と包帯で固定されて帰されました。

帰りがてら、バイト先に寄りました。店主とみんなに事情を話すと快くシフトを代わってくれました。大変な迷惑をかけたのに誰1人として一瞬たりとも嫌な顔をせず「大丈夫ですか!?」と心配してくれたり、挙句の果てには「最後の日は一緒にバイト入れないんですか!?」と涙目になられちゃったりして、有り難さだとか申し訳無さだとかで私まで涙ぐんでしまいました。

ここで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、私のバイト先、8月31日をもって閉店することが決まっていたんです。まあ、私はそれを知らされる前に地元へ帰る飛行機のチケットを取ってしまっていたので、私にとっての最後のバイトは24日だったのですが……。

24日までの10日間は、ほとんど家から出ないでボーッとしたまま過ごしていました。何回かバイト先の人が様子見がてらお見舞いに来てくれて、嬉しかったのですが、内心ますます情けなくなりました。

それから四苦八苦しつつ実家へ送る荷物もダンボールに詰めて発送し、帰省するまで残り2日となったところで、バイト先の店主から電話がかかってきました。「急で申し訳ないんですが、もし都合がよければ明日入りませんか?接客が出来なさそうなので、クローズ作業のラスト1時間だけなんですけど」と。もう嬉しくてしょうがなかったです。

最後のバイトは何だかとても不思議だったけど、幸せな1時間でした。お店が終わって入店するなんて初めてだったので。その日は店主もお休みの日だったんですけどお店にいてくれて、お礼を言うべきなのは私なのに「今までお店に協力してくれてありがとうございました」と言われて、私はすごくシャイで、それでいて口下手なので、絶対に言おうと決めていた「店主に雇われて幸せでした」の一言も言えませんでしたが、店主の好きなビールをプレゼントするとすごく喜んでくれたので、赤点ではないかな、と思っています。